ゲーム好きな豚のしっぽ

筆者の下手の横好きなゲーム日記、情報メモです。主にプレイするのはtrophymanager、WoT、WoWS、洋モノSLGなどの予定。

スカウトの能力とスカウティング

 選手の成長力や性格的な部分はスカウトに調査させる以外にそれを知る方法がありません。優秀なスカウトは優秀な選手を獲得するために必要なものです。
 ここではスカウトの能力を把握して、選手の獲得に活かす下地を作りましょう。

スカウトの能力

 スカウトは7つの能力を持っています。能力は選手の能力と同じく1~20で表され、高いほどその能力に優れていることを表します。ただし、どの能力についても20のスカウトのコメントであっても必ず正確だとは言い切れないようです。正確を期すには高い能力(万全を期すなら当然20)のスカウトで複数回調査する必要があります。
 また、スカウトの能力は選手以上に偏りがちです。すべての能力に長けたスカウトを雇うことは不可能に近いですから、役割を分担させて1人の選手を複数のスカウトで調査することも必要な場面があります。

Dev(Development)

 選手の「開花の状況」を判断する能力です。まだ開花していない選手であれば開花の時期を、開花中であれば後どのくらい開花が続くのか、開花が終わっていれば「開花した」とコメントしてくれます。
 この能力が高いほど正確に開花の時期を言い当ててくれますが、開花の終了した即戦力の選手を探すのであれば、この能力にこだわる必要はありません。開花が終了した後から能力を成長させるのはレベルの高いトレーニング施設が必要ですし、残された成長も開花中に比べればわずかです。即戦力の補強には別の能力を重視した方が良いでしょう。

開花の時期と開花中のコメント
コメント 意味
開花が早いタイプ 16~17歳に開花し始める選手です。ユースでProを消費して獲得できる若い選手でないと見ることができません。
開花が普通のタイプ 18~21歳に開花し始める選手です。
開花が遅いタイプ 22歳以降に開花を始める選手です。
開花しつつある 開花の1年目です。
開花の真っ只中 開花の2年目です。
開花は終わりつつある 開花の3年目で、誕生日を迎えると開花が終わります。
開花した 既に開花を経験したほぼ完成された選手です。
「成長状況」について

 「成長状況」は開花とは別に与えられている、若い選手の成長*1の段階を表しています。通常は16~18歳の選手に割り当てられるボーナスですので表示される意味合いがあるのか疑問ですが、もしかすると遅咲きの選手の場合このボーナスが20歳前後まで持続する例があるのかもしれません。
 成長状況のコメントは「ほとんどこれから」「なかほど」「ほとんど終わった」「終わった」の4つとなっています。

Sen(Seniors)とYth(Youth)

 それぞれ、20歳以上の選手と19歳以下の選手の「現在の能力」と「ポテンシャル」を測るための能力です。
 ユーザーガイドによると「現在の能力(current ability)」となっていますが、これについては選手の個人画面で見ることが出来ますので、実際にどの部分を指しているのかはっきりしません。
 「ポテンシャル」はその選手が持つ「器」を満たしきった時に到達できるであろうRecを表します。Recと同じ星印で表示される他、1~20の段階評価も表示されます。この数値での評価は11でギリギリRec3に届くようです。特に開花前の選手の将来を知るために重要な能力といえるでしょう。

Phy(Physical),Tac(Tactical),Tec(Technical)

 それぞれ選手の身体能力、戦術能力、技術力のポテンシャルとピーク、その中にスペシャリスト・スキルがあればそれを判断します。
 この3つの能力の難しいところは、それぞれいくつかの能力をまとめて評価するため、選手の一つ一つの能力の具体的な限界値はわからないということと、選手のトレーニングで成長する能力はこの3つの分類をまたいでいる、ということです。
 スカウトがPhyのポテンシャルやピークは低いと判断していて、貴方がもうピークに達していると判断しても、トレーニングでその能力にTIが振り分けられることを防ぐことはかなり難しいでしょう。まだ余裕があるはずのクロスをあげようとしても、速さにTIが振り向けられてしまうことを防ぐのは実質的には不可能です。*2
 この3つの能力に対応する選手のスキルは以下の表のとおりです。*3

スカウトの能力 フィールドプレイヤーの能力 ゴールキーパーの能力
Phy 強さ(str)、スタミナ (Sta)、速さ (Pac)、ヘディング (Hea) 強さ(str)、スタミナ (Sta)、速さ (Pac)、ジャンプ (Jum)
Tac マーク (Mar)、タックル (Tac)、運動量 (Wor)、ポジショニング (Pos) 一対一 (One)、ハイボール処理 (Ari)、コミュニケーション (Com)
Tec 上記以外 上記以外

 これらについてはPotの高い選手では重要な検討材料になりますが、序盤ではあまり気にする必要はないでしょう。Pot3.5の選手はPot3.0の選手より(余程のことがない限りは)優秀です。

Psy(Psychology)

 精神面の能力の判断の正確さです。この能力で判別できる能力は各選手の通常の能力画面では表示されない能力がほとんどです。故に、この能力が高いスカウトは重要になってきます。この能力で判断できる選手の能力は以下になります。

リーダーシップ(Leadership)

 その選手のリーダーシップを表します。5段階評価となります。何故かこの能力はユーザーガイドの選手のスキルでは触れられておらず、戦術のキャプテンに関する項目でだけ触れられています。*4
 チームに数人、キャプテンの条件を満たせる選手がいれば十分なのかもしれません。
 

プロフェッショナリズム(Professionalism)

 その選手のプロ意識を表します。これも5段階です。
 この能力は影響範囲が広く、精神面の能力の中では重要になります。選手の試合でのパフォーマンスの高さや、戦術面の指示に従うかどうか、トレーニングでのTIの大きさ(まじめに練習するか)に影響します。また、リザーブチームを持っている場合、リザーブに降格させるときにその指示に従うかにも影響しています。
 その影響の大きさははっきりしませんが、同じRec、SIの選手であればこれが高い選手のほうが良いのは間違いないでしょう。

積極性(aggressiveness)

 その選手の積極性を表します。これも5段階評価です。
 積極性というとポジティブに聞こえますが、TrophyManagerでは逆で、実際には「怒りっぽさ」を表す能力です。
 この能力が高い選手ほど抑えが効かず、ラフなプレーに走りやすくなります。そのため、この能力が高い選手は1試合に2枚イエローカードを貰って退場するなどの危険性が高くなります。安定して成績を残せなくなるため、明らかにマイナスの能力です。
 ユーザーガイドの説明を見る限り、この能力が高くて良いことはありません。

スカウトの派遣とスカウティング結果

 スカウトは選手の個人画面の下部、「スカウトレポート」のタブから送り出すことができます。調査に派遣したいスカウトの横にある「送信」ボタンを押すと即座に調査結果が報告されます。
 結果は「将来の成長」が少しわかりづらくなっていますので、そこのみ説明しておきます。
f:id:talestail:20150629150535p:plain  項目名がありませんが上から順に

- Phy、フィジカル能力のポテンシャルとピーク
- Tac、戦術系能力のポテンシャルとピーク
- Tec、技術系能力のポテンシャルとピーク
- リーダーシップ
- プロ意識
- 積極性

となっています。
 この例でも、スカウトの能力で評価がばらついているのがわかります。


スカウトの使い分け

 スカウトの能力は当然ながら契約金や給料に影響します。高い能力を持っているスカウトはそれだけ給料も高くなっていきます。無計画に優秀なスカウトを雇用してしまうと、選手を雇う資金が苦しくなるかもしれません。役割分担を考えつつ、必要な能力を持ったスカウトを採用していきましょう。
 Ythの高いスカウトでは、Devも高いことが理想です。19歳以下の選手はまだ開花を迎えていない可能性が高いからです。
 Senが高いスカウトは、2つのタイプが考えられます。20を越えた選手の中でも24歳以上の完成した選手をスカウトする場合は、Psyの方が重要です。積極性とプロ意識は、その選手の完成度を大きく左右します。
 20歳以上でも22,23くらいまでの選手なら、Devの高いスカウトで開花の有無を確認しておくのは重要でしょう。その場合も、本当に優秀な選手を求めているのであれば、Phy、Tac、Tecがそれぞれある程度以上高いスカウトが必要になりますし、Psyの高いスカウトで精神面を観ておくことも必要になります。
 優先されるのはSen、Yth、Dev、Psyです。序盤はこれの調査を安心して任せられるスカウト数名の確保を目指しましょう。そして、移籍リストに載っている選手なら、締め切り当日ではなく数日前から数人づつスカウトを派遣して綿密な調査をしておくことが重要です。中2日あれば、同じスカウトを再び調査に向かわせることもできます。

Proで派遣できる専門チーム

 選手の能力にはスカウトでも調べきれない隠し能力がいくつかあります。負傷傾向(injury proneness)と適応力(adaptability)です。
それぞれ負傷の受けやすさと重症化の傾向、Fp(得意ポジション)以外に配置された時の対応力を表します。
 この2つについてはProを追加で消費して、専門家チームを派遣しないと知ることが出来ません。選手の所属チームから統計を調べることや、戦術や過去の試合を逐一調査することで推測もできなくはありませんが、これを知りたいときは専門家チームに任せるのが無難でしょう。

*1:ユーザーガイド>応用編>選手の成長>選手の一生 の図1の4の範囲

*2:本当にピークに達している能力にTIが割り振られた場合、他の能力にそのTIが振り替えられます。振替先はランダムです。ユーザーガイド>応用編>選手の成長>スキルのピーク

*3:表の各能力の対応はフォーラム>International>General>Self Help To Newbies & Others With Various Stuff....International>#9より

*4:ユーザーガイド>応用編>戦術>キャプテン